私たちは、本日、日本子どもを守る会第７１回総会をエディカス東京の会場参加とオンラインを併用し、全国の会員の皆さんと今ある課題やこれから取り組んでいくべきことを共有いたしました。
昨年７０周年を迎えた、日本子どもを守る会は、この一年も例年どおり、『子ども白書２０２２』刊行、『子どものしあわせ』誌、「子どもを守る」紙を毎月発行、日本民間教育研究団体連絡会との合同集会、平和祈念集会、教育のつどい、３１条のひろば、白書刊行記念読書会、子どもを守る文化会議などのイベントの催行、時機を見ての声明や事務局見解の公表、『原爆の子』を世界のリーダーに送る活動、付属研究所・児童問題研究所の活動再開など、さまざまなことに取り組んでまいりました。
総会、理事会、運営会議、『白書』や『しあわせ』誌の編集者の会議、研究所会議、事務局会議、文化会議実行委員会、各担当での協議等が行われ、メール版「守る」で情報共有いたしました。
一方で、未だに収束しない新型コロナウイルス感染症は、子どもたちの生活に大きな影響が続いています。また、ウクライナの地ではロシアによる軍事侵攻が続いており、子どもをはじめとした弱者はより深刻な影響を受けていることが指摘されています。そんな中、岸田政権の軍拡・増税の道を進もうとしているなど、教育・保育・福祉・医療・文化などの現場それぞれが大変な状況です。
今こそ、子どもを問題ある状況から守り、そのしあわせを実現するため、特に、日本子どもを守る会と地域子どもを守る会が連帯して進めるよう、本日の総会で検討し、得たことをそれぞれの現場・地域へ持ち帰り、私たち一人ひとりが身近な仲間と共有することが、日本国憲法、児童憲章、子どもの権利条約を踏まえた、私たちの目指す目標の実現につながることを確認し、また、２０回目の平和祈念集会、７０周年目の子どもを守る文化会議を控えた一年、新たな一歩を踏み出します。

花には太陽を 子どもには平和を

2023年5月27日　日本子どもを守る会第71回総会　参加者一同