歴代会長紹介

歴代会長紹介

第1代会長
長田新(おさだ・あらた)
1952年~1961年
 1887年、長野県茅野市に生まれる。広島大学名誉教授。専門は教育思想史。旧制広島文理科大学(広島大学の前身)教授在任中、1945年8月6日原爆に被爆、重傷を負ったが、家族・教え子の支えで九死に一生を得た。この年の12月には、広島高等師範学校長・広島文理科大学学長に就任。1947年日本教育学会初代会長。1952年「日本子どもを守る会」結成に参加。初代会長。原爆を体験した少年少女の手記を集めた『原爆の子~広島の少年少女のうったえ』(岩波書店)は、世界各国語に訳され、平和運動に貢献した。世界的に有名なペスタロッチ研究者。1961年4月18日没、その遺骨は分骨されスイスのペスタロッチの墓の隣に眠る。

第2代会長
羽仁説子(はに・せつこ)
1962年~1987年
 1903年、自由学園を創設した、羽仁吉一、羽仁もと子の娘として、東京に生まれる。自由学園卒業、『婦人之友』記者、自由学園教授などを努め。森五郎(羽仁五郎)と結婚。3人の子どもの母。1946年「婦人民主クラブ」の創設に参加。1952年「日本子どもを守る会」の発足に参加。副会長。1955年、『子どものしあわせ』創刊、編集責任者に。1961年、長田新の後を受け、第2代会長に就任、以来約26年間努める。著書『羽仁説子の本・全5巻』草土文化他多数。
1987年7月10日没。

第3代会長
大田堯(おおた・たかし)
1988年~1996年
  1918年広島県豊田郡船木村(現・三原市)に生まれる。東京大学教授、都留文科大学学長。日本教育学会会長、世界教育学会理事、北京大学客座教授、教育科学研究会委員長を歴任。著書は『大田堯自撰集成全4巻・補巻』、『教育とは何か』『生命のきずな』『かすかな光へと歩む』『子どもの権利条約を読み解く』『百歳の遺言』など多数。大田堯の思索と実践の軌跡を追った映画「かすかな光へ」(監督・森康行)が全国1,000カ所以上(2020年現在)で自主上映される。2018年12月に100歳で永眠。日本子ども守る会名誉会長。

第4代会長
中村博(なかむら・ひろし)
1997年~2003年
 1928年愛媛県松山市生まれ。父親、従姉妹を原爆症で失うなど、壮絶な戦中戦後を生き、公立中学校教諭30年。レッドパージのおこなわれる中、教員組合執行部役員。日本民話の会、日本子どもの本研究会会員。子どもの文化研究所所員、東京総合教育センター教育相談員。著書に『東京の民話』『日本民話』(共著)、絵本『とりおいの日』『にげだしたおにばんば』『わらでっぽうとよるのみち』など多数、自宅で週1回文庫を開設していた。日本子どもを守る会顧問。

第5代会長
中野光(なかの・あきら)
2004年~2006年
 1929年愛知県濃尾平野(輪中)生まれ。東京文理科大学に学ぶ。1954年から2000年まで、桐朋学園、金沢大学、和光大学、立教大学、中央大学で教員生活を送る。日本教育学会理事、日本生活教育連盟委員長。日中教育研究交流会議代表、日本教師教育学会会長、日本学術会議会員を務める。主著に『中野光教育研究著作集』(全3巻)、『大正自由教育の研究』『大正デモクラシーと教育』『戦後の子ども史』『子どもの権利条約ハンドブック』『梅根悟―その生涯としごと』など多数。日本子どもを守る会顧問。

第6代会長
正木健雄(まさき・たけお)
2006年~2009年(代行)
2009年~2015年
 1930年和歌山県新宮市に生まれる。新制大学1期生として、東京大学教育学部体育学科に進学。日本体育大学に勤務、日本体育大学名誉教授。日中現代教育学会会長。1978年10月放映のNHK 特集「警告!!こどものからだは蝕ばまれている!」の番組制作に協力。「子どものからだと心・連絡会議」を立ち上げ議長を務める。主著に『希望の体育学―正木健雄選集』『子どもの体力』『データが語る子どものからだと心の危機―英知を集め子どもの全面発達をめざして』など多数。2015年7月19日没。

第7代会長
高橋栄(たかはし・さかえ)
2015年~2020年
 1932年、東京都大田区に生まれる。東京学芸大学修了。法政大学文学部教育学科卒業。1953年より1993年3月まで東京都大田区立小学校で教員。1966年より、教職員組合の労働運動と地域の文化運動に参加。特に東京では①日本子どもを守る会、②母親大会連絡会、③東京都教職員組合、④共同映画株式会社、が協議を重ね、「親子映画運動」の結成に参加。以来、53年間運動を継続している。また、『子どものころ戦争があった』『戦争体験の語り部』等小・中学生に戦争を語り継ぐ活動を続けている。

第8代会長
増山均(ましやま・ひとし)
2020年~
 1948年、栃木県宇都宮市生まれ。日本福祉大学教授、早稲田大学教授を経て早稲田大学名誉教授。子どもの権利条約市民NGOの会共同代表、日本学童保育学会代表理事。『子ども白書』編集委員長を20年務める。主著に『アニマシオンと日本子ども・教育・文化』『子ども研究と社会教育』、『子どもの権利条約と日本の子育て』『子育てはあたたかくやわらかくゆったりと』『ゆとり・楽しみ・アニマシオン』『子育ての知恵は竹林にあった』など多数。

配送遅延のお知らせ 2月29日

日頃より、『子どものしあわせ』、「子どもを守る」をご愛読いただき、誠にありがとうございます。 『子どものしあわせ』、「子どもを守る」の配送が現在遅延しており、お詫び申し上げます。
  これまで配送を依頼していた、ヤマト運輸ダイレクトメール便が1月末で廃止となったため、今月から佐川急便に配送を依頼し、先月までと同様発出したつもりでした。
ところが、現在、佐川急便での配送が大幅な引き受け量増加により、全国的にお荷物のお届けに遅れが生じているとわかりました。到着まであと数日かかる模様です。(2月29日現在)
  楽しみにしていただいている中、『子どものしあわせ』、「子どもを守る」のお届けが遅れてしまい大変申し訳ございません。 今しばらく到着までお待ちください。
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