【『子ども白書2021』出版記念・オンラインシンポジウムのご案内】
「コロナ禍から未来へ ―現場の声から未来の課題を探る-」
日時:2021年11月27日(土)10時~12時(ZOOMを使ったオンラインによる同時配信形式)
報告:
・幸重忠孝さん(特定非営利活動法人こどもソーシャルワークセンター)
・片岡一樹さん(尼崎市立ユース交流センター)
・高杉敏江さん(埼玉県所沢市・あかね保育園園長)
コメント:
・城田美好さん(『子ども白書2021』若者チーム)
参加費:無料
主催:日本子どもを守る会
申し込み先:
『子ども白書2021』出版記念・オンラインシンポジウム 申込
問合せ先:kodomowomamorukai2020@gmail.com
シンポジウム主旨:
人々の生活を大きく変えた新型コロナウイルス感染症は、未だ終息の気配はありません。子どもたちの生活も激変し、休校や外出自粛、各種行事の中止、オンライン授業化などにより従来にはない非日常の生活が続いています。中には、病気としてのコロナだけでなく、心やからだの異常、うつ症状、家庭内暴力や児童虐待の増加、貧困や社会的排除の深刻化などの厳しい困難も生じています。また、自粛生活が日常化することによる慣れと麻痺の空気が世の中を支配することによって、困難が見えにくくなり、悪循環になってしまっている側面もあるでしょう(詳しくは『子ども白書2021』をご一読ください)。
子どもに関わる現場では、活動を制限・自粛せざるを得ず、様々な交流を通した子ども理解や生活づくりを進めづらい現状があるでしょう。そのもどかしさはいかばかりかと感じます。ただその一方で、制限はあっても、子どもの生活を支えより豊かなものにするために様々な工夫をされた日々でもあったと思います。
そこでこのシンポジウムでは、コロナによって子どもの世界はどう変わったか、浮き彫りになった子どもや家庭の課題とは何か、対応する子ども支援現場のご苦労やご奮闘とはどのようなものか、ということを、の3名の登壇者(『子ども白書2021』執筆者他)とともに考えたいと思います。
幸重さんは要支援家庭の子どもへのソーシャルワークに従事されており、コロナ禍においては緊急受け入れ事業やオンラインサロン事業などに取り組まれました。片岡さんは若者を受けとめ彼らの自己実現を支えるユースワークに従事されており、コロナ禍においてはオンラインユースセンターという新たな試みを始められました。高杉さんは、保育園の園長先生として、感染対策の講じながらの保育の質の保障、労働環境が変化する中での保護者へのサポートなどに奮闘されました。
ぜひご参加いただき、with/afterコロナ社会を過ごし、行動していくための指針を見定める機会にしていただければ幸いです。